敵をつくらない
敵をつくらない
敵が和解するとき、いくらかの恨みは残ります。
2 道びとは、自らの側の約束を果たし、他者からは何も期待しません。
3 道びとは約束を守ります。善くない者は約束を守ることができません。
4 この道は側を選びません。常に善とともにあります。
5 だからこそ師は言います。「敵を愛しなさい。迫害されるときは耐えなさい。あなたを憎む者に善をなしなさい。あなたを呪う者を祝福しなさい。今は試みの時です。魂を大切にしなさい。」
6 強い者が弱い者を虐げ、無防備な者を傷つけ、声なき者に残酷をなすとき、あなたには敵がいます。優しく、謙虚に行いなさい。敵を見くびらず、過小評価せず、内側から崩壊させるよう導きなさい。
7 正義において、小さな声がどれほどのことを成し得るか、あなたは驚くでしょう。世界においてこの道でありなさい。声なき者と弱き者に仕えるために生を捧げることを恐れずに。
8 道びとは、敵をつくることが霊的な道に障害をつくることを理解しています。
9 他者を敵と見なすことを拒むことで、道びとは内なる平安と明瞭さを保ちます。
10 争いの中にあってさえ、道びとは勝利ではなく理解と和解を求めます。
11 敵意を持たないことは、人間だけでなくすべての存在に及びます。
12 敵をつくらないことにおいて、道びとはこの道の普遍的な流れに沿います。
13 この姿勢は不正義の前での受動性を意味するのではなく、それに対処する別のあり方を意味します。
14 道びとは、敵と見なされる者がしばしば変装した師であり、成長と自省の機会を差し出していることを認めます。
15 敵意を控えることで、道びとは憎しみと恨みから自由な心を培い、霊的な前進への道を拓きます。
陰師いわく、「かつて私はある女性を知っていました。主をたいへん愛するがあまり、からだの識と魂の識のすべてをもって悪魔を憎むと宣言しました。」
陽師いわく、「ええ奥方、存じております。あの方は七百年も門の外で悪魔を罵倒し続けています。先日モールで悪魔が私に言いましたよ。あの方は憎しみに満ちていて、自分の現場監督たちより上手だと。」
陰師が尋ねた、「では、悪魔はいるのですか。」
陽師答えて、「うーむ、モールにはいると思いますよ。」