道びとを理解する

道びとを理解する

道びとは、容易には理解を許しません。その本性が矛盾に満ちているからです。

2 子どものように喜びに溢れ、しかし世の悲しみの重荷を負っています。

3 この世に在りながら、この世のものではない。いのちに浸りながら、その幻から離れている。

4 常に変わりゆき、しかし核心は不動。常に動きながら、しかし中心は静か。

5 道びとは自らを異なる基準で測り、通常の道徳を越えた倫理を保ちます。

6 世間には型破りに見えますが、最も根本的な真理を体現しています。

7 いかなる寺院でも礼拝し、しかしいかなる宗教にも縛られません。深く霊的でありながら、教条から自由です。

8 道びとはすべてを抱き、しかし何にも執着しません。すべてを退け、しかしあるがままにすべてを受け入れます。

9 権威に疑問を持ち、為政者の責任を問う良き市民です。人々に仕えつつ、正しい統治を支えます。

10 文化の制約から自由でありながら、すべての伝統を敬い、しかしいかなるものにも執着しません。

11 恥じることなく、しかし謙虚。何も所有しないが、計り知れぬほど富んでいます。

12 普通の人は孤独と貧しさを恐れますが、道びとはそこに自由を見出します。

13 他の人が富と権力を追い求めるとき、道びとは真の豊かさを持つゆえに、それを用いて道を歩み、すべてに益をもたらします。

14 ひとりでありながら、宇宙を伴侶とし、何も所有しないが、すべてを手にしている。

15 足りていることに満足し、道びとはさらに多くを望みません。

陰師いわく、「旦那様、今日、真の美を目にしましたの。」

「ぜひ聞かせてください」と陽師が言った。

陰師が語る、「公園にいたのです。国勢調査の係の方が来て、湖を見渡す公園のベンチのそばに住むフローレンス・アザレアさんに尋ねました。『あなたは道びとですか。』彼女はこう答えました。『私は花です。道びとが何かは知りません。知っているのは、自分のいのちの目的を生き、この道の中に流れているということだけです。』」

「用紙を書き終えると、係の方はフローレンスさんの近くに座っていた年配の男性に振り向きました。『あなたは道びとですか。』男性はフローレンスさんにウインクして言いました。『彼女が言った通り。』」