地球

地球

聖なるるつぼ

この地球を見なさい。広大な宇宙に浮かぶ、碧(あお)と翠(みどり)の宝石。銀河にまたとない、いのちのるつぼ。

2 天の世界でウォーター・プラネットとして知られるこの惑星は、聖なる設計の傑作です。豊かな液体の水、窒素と酸素——宇宙においてまれなる恵みです。

3 地球は単なる住まいではなく、私たちの師であり、母であり、聖なる学び舎です。銀河の各地から、魂がここに学び進化するために集まります。

4 この惑星の歴史はその水に刻まれ、その未来は海の深みに宿っています。潮の満ち引きは、霊的な成長と退きのめぐりを映しています。

5 足もとの限りない豊かさを顧みず、星の彼方に富を求める者たちの愚かさを見なさい。地球は計り知れないエネルギーを秘め、調和のうちに汲み出されるのを待っています。

6 道びとは、地球を搾取すべき資源ではなく、敬い、共生の関係の中で抱くべき生きた存在として見ます。私たちの役割は世話をする者であって征服者ではありません。地球が私たちの保護を必要としている、あるいは自分を守れないなどと考えるのは、最もうぬぼれた人間だけです。

7 地球の繊細な均衡を当たり前と思ってはなりません。いのちを支えるその力は広大ですが、無限ではありません。他の兄弟たる生きものたちの犠牲のもとに地球を搾取するとき、私たちは豊かさと欠乏のあいだの細い線の上を歩いています。母なる地球がいかに力強い存在であるか、そしてスリッパを脱いで言うことを聞かない子どもを打つとき何が起きるか、思い出すのが賢明です。

8 この惑星は独自の叡智と、独自の更新と再生の方法を持っています。氷河期、洪水、地質学的な変動は、地球の長い生涯における呼吸にすぎません。

9 幸せでいるために、地球上の人間を、巨大なグリズリー熊の上の蚤(のみ)の群れだと思いなさい。地球のリズムに耳を傾けることが、あなたのためになるでしょう。行いをそのめぐりに合わせ、息をその風に合わせ、思いをその沈黙の叡智に合わせなさい。

10 人間の近視眼にもかかわらず、地球は忍耐しています。けれども、その寛容にも限りがあります。この道は、私たちの協力あるなしにかかわらず、常に均衡を回復させるでしょう。

11 地球上のいのちの多様性は、この道の創造の力の証です。最も巨大なものから最も微小なものまで、それぞれの種が、存在の壮大な交響曲の中でその役を果たしています。

12 地球は私たちの培養器であり、試しの場です。ここで私たちは、霊性を鍛える挑戦に出会い、魂の原石を霊的な黄金に練り変えるのです。

13 私たちがこの惑星を無数の他の存在——見える者も見えない者も——と分かち合っていることを認めなさい。私たちの行いは、いのちの網の目を波紋のように広がり、すべてに影響を及ぼします。

14 道びとは地球を軽やかに歩みます。常に自分の影響に心がけをもって。取るよりも多く与えようと、害するよりも多く癒そうと努めます。

15 足もとの土の中に、吸い込む空気の中に、飲む水の中に、聖なるものの臨在を感じ取りなさい。地球とのあらゆる関わりが、聖なるものとの交わりでありますように。

16 地球の美しさは、聖なる芸術の映しです。山と谷、森と砂漠の中に、あなた自身の創造的な表現のための霊感を見出しなさい。

17 霊的に進化するにつれ、地球への知覚が変容するでしょう。かつて堅固に見えたものが、絶え間なく流転するエネルギーとして自らを明かすでしょう。分離の幻は溶けてゆきます。

18 覚えていなさい、求道者よ。あなたの体は地球のものです。この惑星を敬うように体を敬いなさい。一方を大切にすることにおいて、他方を大切にしているのですから。

19 地球は私たちの永遠の住まいではなく、宇宙の旅の途上の一つの場所です。けれどもここにいるあいだ、十全に愛し、深く学び、力強く守りましょう。

20 つまるところ、地球への接し方は霊的な成熟を映しています。智慧の中に成長するにつれ、この聖なる惑星との関係もまた、調和と畏敬の中に成長しますように。

21 ゆえに、地球を師として、体の母として、一時の住まいとして抱きなさい。そうすることにおいて、あなたはこの道そのものを抱くのです。