~ 幻(まぼろし)の法則

~ 幻(まぼろし)の法則

幻(まぼろし、Maya)は、幻という宇宙的な原理——実相の真の姿を覆い隠す紗(うすぎぬ)です。

2 それは単なる欺きではなく、名と形の宇宙を顕す創造の力です。

3 幻は分離の見かけを創り出し、二元性と個としての経験の遊び(リーラ)を可能にします。幻の恩寵により、私たちの魂は過去の生の記憶を持ちません。得た智慧だけを持っています。

4 幻を通じて、一なるものが多として現れ、永遠なるものが時間の衣をまといます。幻を通じて、ミミズとリスの実相は異なり、道の初学者と熟練者は異なる版の実相を知ります。私たちが扱える範囲だけを知ること——それは私たちの護りなのです。

5 智慧ある道びとは、幻の紗を見通そうとします。一切の存在の根底にある一体性を見ようとして。

6 幻は無視すべきものではありません。なぜなら、私たちの霊的進化が展開する舞台でもあるからです。

7 幻は辨別(べんべつ)を教えます。実(まこと)と見かけを区別するよう、私たちに挑みかけます。その修練の場は、まさに今の日常にあります。何が実で、何が煽りで、何が偽りか。なぜその物語は語られるのか。歴史は真実か。食べもの、薬品、金融の売り手——医師、科学者、政治家、銀行家——を信頼できるのか。

8 幻は障害であると同時に好機でもあります。知覚への挑戦であり、目覚めのための道具でもあるのです。

9 幻の領域では、すべては相対的です。善と悪、快と苦、生と死。

10 究極の目標は幻から逃れることではなく、その紗を見通す力を育て、その聖なる戯れを認めることです。

11 幻は、私たちの知覚が限られていることを思い起こさせ、謙虚さと開かれた心を促します。

12 道びとよ、幻とともに心がけをもって舞いましょう。全面的に信じもせず、全面的に疑いもせず、常に見かけの向こうにある真実を求めながら。